カーボンニュートラル

これだけは押さえる!商用EV「導入・設備・補助金」必須用語集

商用EVの導入検討は、車両選び以上に「電気の契約」や「インフラ整備」といった専門知識の理解が成否を分けます。本記事では、初心者が現場や会議で迷わないための共通言語を網羅しました。2028年の炭素賦課金や2030年の電動化目標を見据えた、経営・現場の必携ガイドです。

1. 【比較】ガソリン車・ディーゼル車 vs 電気自動車(EV)

比較項目ガソリン・ディーゼル車電気自動車(EV)
燃料補給外部スタンドまで出向く自社拠点での充電(基礎充電)が基本。必要により外部の充電ステーションなどへ出向く
補給の作法空になったら満タンにする戻ったら差す「継ぎ足し」運用
主要部品エンジン・変速機など複雑モーター・電池(部品数1/3)
導入の壁納車されれば即稼働電気契約の見直し・設備工事が必要

2. 網羅的用語集:導入の必須ワード

■ 社会情勢・経営(なぜ今、EVなのか)

● グリーン成長戦略
2050年カーボンニュートラル実現に向け、環境対応を経済成長の機会と捉える国の指針。これに基づき商用EVへの手厚い補助金が組まれています。
● グリーン調達
環境負荷の少ない製品やサービスを優先的に調達すること。多くの荷主企業が「配送のクリーンさ」を契約条件に盛り込み始めています。
● Scope 3(スコープ3)
サプライチェーン全体の排出量。荷主の排出削減目標には「配送会社のトラックが出すCO2」も含まれるため、EV化は協力関係の維持に直結します。
● 炭素賦課金(2028年度より本格稼働)
CO2排出に課される実質的な税。ガソリン車を維持し続けることが「法的なコスト増」になる時代の幕開けを意味します。

■ 電気契約・設備(現場とコストの要)

● 低圧・高圧・特別高圧(電気契約の種別)
電気の受電方式です。

  • 低圧: 一般的なオフィスや商店。
  • 高圧: 多くの倉庫や物流拠点はこの契約が多い。複数台のEVを導入すると、受電設備(キュービクル)の増強が必要になり、高圧契約になるケースが大半です。
  • 特別高圧: 大規模工場や巨大物流センターなど。

● 30分デマンド / 電気主任技術者
基本料金を左右する「最大電力(デマンド)」と、高圧設備の保安監督者。急速充電器を導入する際、主任技術者との調整は避けて通れません。
● 単相200V / 三相200V(動力)
普通充電は「単相」、急速充電は「三相」を使用します。既存の動力契約がある場合、それを活用してコストを抑えられる可能性があります。
● EMS(エネルギー管理システム)
EVの充電出力を自動制御するシステム。高額な受電設備の増設工事を回避するための「知恵」です。建物の電力を見ながら最適制御するタイプ、EVの充電器の合計出力を抑制するタイプなど制御方法は様々あります。

■ 充電インフラ・規格(運用を支えるハード)

● 基礎充電 / 経路充電 / 目的地充電
商用EVは「戻ったら充電する(基礎充電)」が基本。道中の継ぎ足し(経路)や配送先での充電(目的地)は、あくまで補助的な運用と考えます。
● CHAdeMO(日本) / NACS(次世代) / SAE J1772
充電プラグの規格。日本はCHAdeMO(急速)とJ1772(普通)が標準ですが、テスラ由来のNACSも今後のグローバルスタンダードとして注目されています。

■ 補助金・支援団体(負担を軽減する)

● LeVO(レボ) / CEV補助金 / JATA
商用車に特化した補助窓口。車両本体だけでなく、充電インフラの設置工事費も補助対象になるケースが多いです。

なぜ、今これらの用語を学ぶのか

EV導入は、単なる車の買い替えではなく、拠点のインフラ整備という一大プロジェクトです。多くの倉庫で「高圧契約」が必要になるように、専門的な電気の知識を避けては通れません。

株式会社CUBE-LINXは、複雑な電気契約の見直しからグリーン調達への対応まで、商用EV導入をトータルでサポートします。脱炭素を攻めの経営に変えるパートナーとして、ぜひご相談ください。

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