導入の背景
茨城県古河市様は、2020年に「ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロ実現（カーボンニュートラル実現）に向けた取り組みを推進しております。カーボンニュートラルの実現のためには、カーボンニュートラルの必要性を認識して、自発的に取り組みを行う必要があると考え、カーボンニュートラルに関する市民への啓発活動も重要視されています。

古河市様では、古河市循環バス「ぐるりん号」を運行しております。カーボンニュートラル社会実現への取り組みを啓発することを目的とし、老朽化したディーゼルバスの更新にあたり、環境に配慮したEVバス２台を導入されました。

なお、「ぐるりん号」の運行委託先である、茨城急行自動車株式会社様、ジェイアールバス関東株式会社様がそれぞれの営業所にEVバスと充電器を導入されました。EVバスと充電器は、ともにEVモーターズ・ジャパン製です。

ご支援内容
CUBE-LINXは、古河市役所様はじめとする関係者皆様のご要望のヒアリング・現地調査・設置場所の決定・充電器選定・充電器設置工事など、検討から導入までの一気通貫でご支援させていただきました。

また、国土交通省のEVバス向け補助金「自動車環境総合改善対策費補助金（事業用自動車における電動車の集中的導入支援）事業」の活用を提案の上、受給に至るまでの申請・実績報告の支援をさせていただきました。

EVバスの運行開始
運行に先立ち、2024年4月23日に古河市役所古河庁舎で出発式および試乗会が行われ、関係者に向けEVバスがお披露目されました。「魅力ある古河市の未来に向かって疾走するEVバス」というコンセプトの新たな車体デザインには、カーボンニュートラルの啓発メッセージ、新しい古河市のブランドロゴ・メッセージ「こがでくらすと」がラッピングされております。

2024年5月より、北コース、西コースで2台のEVバスが運行開始しております。